組織をリードする開発リーダーへ。未経験から成長機会を浴び続けた4年半の軌跡
Web開発チームのリーダーとして開発組織をリードする五十嵐さん。未経験でスペースリーに入社後、この4年半でどのような成長を遂げたのか、そして新たにどのような新たな挑戦をしているのか、インタビューします!
今回もHRの養安がお話を伺いました。
物理学から証券会社、そしてエンジニアへ
ーー五十嵐さんよろしくお願いします。インタビューさせていただけるのを楽しみにしていました! まずは簡単に自己紹介をどうぞ。
五十嵐浩二です。スペースリーでエンジニアとして働いています。
ストリートダンスが好きで、コロナ禍ではチームの活動も一度休止してしまっていたのですが最近再開しました。ダンスバトルにも出場してます!
あと筋トレもよくしてますね。
ーーたしかに五十嵐さんといえばダンスと筋トレの印象が強いです!あと美術館巡りもよくしているイメージ。
毎年3月には長期休暇を取って旅行をしてまして、香川県の直島というアート作品がたくさん集まっている島の地中美術館は本当に良かったので2年連続で訪れました。本当にお勧めです!
ーー話は変わりまして、五十嵐さんが大学や大学院で学んでいたことを聞いてみたいです。
東京工業大学大学院在学中は基礎物理学専攻でした。具体的には原子核物理学(素粒子物理学)で、目測不可能な細かな物質を検出できるようにするといった研究です。
実験系の原子核物理を扱う研究室で、シミュレーション (C++で書くツール) による検出器の性能評価を行なっていました。
ーーそこから、新卒では大手証券会社に入社、そしてスペースリーに転職したのですよね。
そうです!そこに関しては以前の記事で話しているのでぜひお読みください。笑 (入社半年後の2019年の記事です)
ーーありがとうございます。笑 では、それ以降の成長ストーリーを聞いていきますね! 4年半経った現在の役割をお話しいただけますか?
現在はリーダーとして開発PMをしています。プロダクトのロードマップやマイルストーンをPdM主導でチームで定め、そこで設定したリリースやゴールをプロジェクトマネジメントとして達成していく役割です。チームの開発状況を常に認識しておき、軌道修正やスケジュール調整が必要な場面を見極めてPdMと方針を決めています。
開発PMを任された当初は、Web実装だけでなく研究開発も含めたチーム全体の状況を知った方がいいと考え、すべてのMTGに参加して各チームの状況や目指していることの把握に努めましたね。
また、自分のチームの状況も把握するようにして、チーム間の橋渡しをできる存在となれるようにしていました。
やらされではなく、エンジニアが楽しく、好きな開発をできる環境
ーー特にバリューを発揮できていることは何でしょうか?
開発PMとしてチームメンバーが自身の開発に集中できるようにあちこちに落ちそうなタスクを拾っていけること、あと全体進捗の中で進捗が芳しくない実装を把握したらそこをメインに担当し進めていけることですかね。
今年2月に大きなリリースとして出した新プレイヤーの開発でもうまくやれたかなと‥!
あと開発スピードは意識しており、PdMやBizサイドと話す際にプロトタイプを作って見せてレビューもらって進めていくようなことも得意です。
ーースペースリーのバリューのひとつである「アジャイルアウトプット」を体現されてますね!
ーースペースリーの好きなところや、仕事の面白さを伺いたいです。
エンジニアが楽しそうに、好きな開発ができる環境で開発ができていて決してやらされている状態ではないことですかね。それぞれの長所短所を活かしてチーム全体で楽しみながら開発に取り組めています。
面白さは、技術を選べる柔軟性が高いこと。もちろん脆弱性など考慮すべき点はありますが、この新しい技術面白そうだし使ってみたい、という意見を柔軟に取り入れられるカルチャーです。
例えばReact の導入もそのような背景でしたし、スクラム開発もまずは取り入れてみようと自分が発信して進めていきました。
あと今後スペースリーでは3D領域をより強化していくのですが、実はつい最近まで3Dのスペシャリストがいなかったんです(※1)。だからこそ皆で学んで知見を共有しあったり、Three.js やBabylon.js など3D系のライブラリに積極的に触れてみたりと、試行錯誤して進めていくのも面白いですし、技術習得や学びに繋がっていると感じます。
ーー技術習得や学びに関してだと、LT会(Lightning Talk)も始まりましたね。
LT会は他のエンジニアが興味を持っている技術や領域を知るだけでも面白いですし、自分の興味エリアが広がっていく感覚です。深掘りするかどうかはタイミングにもよるかもしれないけど、確実に自身の興味エリアが広がっているのを感じています。
他には勉強会や輪読会、コードレビュー会、ペアプロ、モブプロなどもお互いの学びや成長の一環として実施しています。これらはまさに今直面している課題を解決する目的が多いですが。
ーーちなみにスペースリーの開発組織の強みって何だと思いますか?
スキル高くて優秀な人が多いことですね。専門性はもちろん、仕事の進め方といった観点でも。
あと、もっとこうした方がいいんじゃないかと試行錯誤を積極的にしていたり、フィードバックも謙虚に受け止めて自身やチームの糧にしていく文化があるのも強みだと思います。
逆に伸びしろは"コミュニケーション"だと感じます。皆忙しいので、伝える際の+αの一言がどうしても疎かになってしまいがちです。その積み重ねは大きいと思うので開発組織の課題ですね。
ーー4年半在籍している五十嵐さんだからこそわかる、スペースリーが進化したところを教えていただけますか?
人が増えて組織らしくなった! 当たり前ですが自分が入社した当時に比べると、チーム開発や体制が進んでいて組織になったのを感じます。
あとはオフサイトなどの社内イベントが定期的に開催されるようになって、フルリモートでも仲間同士のつながりを作る機会が増えたことですね。 福利厚生の「あつまり(※2)」もできたりとか。
ーー「あつまり」は五十嵐さんは特にたくさん活用してくれていますよね!
逆に変わらないことは?
OPAS(※3)発揮のポテンシャルがある人ばかりなこと。そして個性的で面白く、嫌なやつがいなくて、一緒に仕事がしやすい人ばかりなことです。人をしっかり見て採用しているのを感じますね。
あとオフィスが雑居ビルでおしゃれでないところも変わらないですね‥。笑
ーー「人」については私も同意見です!
オフィスについては少しでも良くなるようにコーポレートで進めていきますのでお待ちくださいね。笑
自分自身の成長がプロダクトのレベルアップに繋がる
ーー入社当時を振り返って、自分自身が特に成長したと感じる点はどこですか?
1番はソフトウェアエンジニアとしての能力だと思います。
顧客課題を洗い出しその課題に対して最適な実装をするという作業を何度も繰り返したおかげで、良いプロダクトにするための力はついたと感じています。
スペースリーではこれをやれというタスクが明確に下りてくるわけではなく、課題を深掘りして分析して、自分の中で咀嚼してプログラミングを使って解決することを必要とされることが多かったですし、それを優秀な先輩エンジニアにレビューしてもらい、指摘も謙虚に受け止めて、時には疑って自分で調べて自身の力にしていけたことで、成長できたと感じますね。
ーーたしかに、スペースリーのエンジニアにはその力が求められますね。
会社のカルチャーで五十嵐さんの成長を後押しした面はありますか?
能動的な行動を推奨するカルチャーでしょうか。足を引っ張る人がいなくて、よほど的外れでなければ「やってみなよ」と背中を押してくれます。やりたいと思ったら手を挙げればやらせてもらえたのでどんどん成長できたと思います。
ーー前回の記事で仰っていた「一人前のフルスタックエンジニアになって会社をリードする」の目標は、現時点での自己採点だと何点ですか?笑
う~ん・・・及第点ですね!笑
でも、もっと出来ただろうと思う部分もあります。もっと学びを効率化したり、今まで実務に直結する勉強にかなり力を入れていましたがそれ以外の部分の学びも深めておくことでレバレッジをかけられたのではと感じることもありますし、反省半分と今後の目標として考えています。
今後はコミュニケーション力や行動力を活かしてオープンなコミュニティで学びを広げたりなどを行い、今以上に会社に貢献できる様になれたらと思います。自分自身の成長がプロダクトのレベルアップに繋がると考えています。
あと経営陣と同じくらいの思考レベルで話ができるようになりたいですね。
特に森田さん(CEO)とは1on1やMTGでプロダクトや開発についてよく意見を交わすのですが、開発や組織に関しての知識や経験の豊富さ、マーケットや顧客の解像度の高さなど、当たり前ではありますが森田さんの方が圧倒的で。同じレベルの土俵で話し合いができるようになり、プロダクトのレベルアップに貢献できるようになりたいです。
ーー今日はありがとうございました!!
スペースリーが気になった人はぜひ採用ページも見に来てくださいね♪