19歳で事業売却。クラウドワークス創業期を経て、彼がCSとして目指したい世界とは?
カスタマーサクセスとして活躍する倉島さん。大学在学中に事業継承し売却、クラウドワークス創業期から上場後までを経験した上で、スペースリーにどんな期待をして転職したのでしょう?
気になることをHRの養安がオンラインでインタビューしてきました!
倉島 駿 / Customer Success
ノーステキサス大学卒業後、創業期のクラウドワークスに入社しエンジニアやPM、カスタマーサクセスに従事し上場に貢献。その後世界一周の旅に出て51ヵ国を巡り、帰国後にスペースリーにジョイン。
b-monsterの総合1位タイトル獲得やDJとして活動する一面がある一方、「食」にもこだわっており玄米や珈琲、ワイン、ウィスキーなど多趣味。
波乱万丈な留学時代からのCW創業期に新卒入社
ーー倉島さんへのインタビュー楽しみにしていました!
ではまず簡単に自己紹介をお願いします。
倉島駿です。1988年12月31日辰年生まれの32歳、AB型です。
一言でいうとどんな人か?「一言で表せないような人」ですかね〜。とか言うと、面倒くさそうな人と感じられてしまいそうか。笑
ーーその調子で行きましょう!笑
多趣味さは群を抜いていますよね。その中でいくつか教えてください。
そうなんですよね、趣味がたくさんありまして。
「旅」は大好きで、1社目を退職しコロナが流行する直前まで世界一周していました。
↑サウジアラビアにて
世界一周で学んだことをもとにビジネスでもやろうかと考えていたのですが、51ヵ国を見て学んできた価値観がコロナで一気に瓦解したなと。これからはビジネススキルだけではなく、クリエイティブも磨かないと生きていけないんだろうな〜と考え、元々好きだった「音楽(DJ)」の勉強して約3ヶ月間でDJデビュー。渋谷で一番人気のクラブで回していたりします。今はDJ活動はほどほどに、楽曲制作の方に集中するよう環境整えています。
他にも「b-monster」という暗闇でのボクシングでは1ヶ月52,000kcal超消費して総合1位のタイトル獲得したり。
「玄米」も拘りがあって玄米専用の炊飯器を2台使いしていたり、最近は「グラスフェッドミート系」にもハマり、グラスフェッドビーフやラムを焼いていたりしています。
ーーb-monsterはスペースリー社内でも倉島さん発端で流行りましたよね!
話は変わりまして、今までの経歴を教えてもらえますか?
どこまで話していいのだろう笑
米国大学在学中の19歳の時に母をガンで亡くしまして‥。休学し、母が経営していた高級クラブや飲食店の事業を相続すると同時に借金2,000万円を背負うことになりました。
これからどうしようというタイミングでリーマンショックが起こり市場が壊滅しただけでなく、そもそも19歳でお酒等を扱って経営することへの厳しさも感じ、お店や事業を売却してなんとか借金を返済しました。
その後米国の大学に戻り、奨学金もらえなかったら日本に帰国だという必死な思いで勉強漬け。どうにか奨学金取りまくって卒業しました。
ーー若くして壮絶な体験をされてきたんですね‥!
その後、帰国して創業期のクラウドワークスに入社となるのですね。
クラウドワークスには4番目の社員として新卒入社しました。最初の社員を新卒採用する会社でしたね、今でも不思議です。
最初は ”大学時代の成績が良いから” というだけで知識も経験も全くないのにエンジニアとして1年間働きました。そして売上もほぼないときに「翌年上場するぞ」という方針が発表され、ディレクターとしてエンタープライズ事業部の立ち上げに関わり1年間で1億円の売上を立て、会社も無事上場。(でも上場した後の方が正直大変でしたね‥)
その後もしばらくディレクターをした後、最後はカスタマーサクセスとして、プラットフォームをなかなか活用きしれていない顧客に対して、クラウドソーシング活用の支援をしていました。自分が担当し0から月2,000万も使ってくださる顧客も出てくるなど、エンジニア・ディレクター時代も含め、この会社では色々とやりきったという思いで退職しました。
自由に裁量持って仕事に取り組めるからこそ、得られるやりがいも大きい
ーー急な上場計画もやりきるとは!それは達成感も一入です。
その後世界一周して帰国後、なぜスペースリーに入社を?
きっかけはスカウトをいただいたことでしたが、実は正直、SaaSの会社は全く興味ありませんでした。
理由としては、(少し誤った見方かもしれませんが)日本のSaaSは単純にエクセル業務を効率化した事業が多く、あまり面白みを感じていなかったからです。そういった事業なら手堅いしそりゃ資金調達もしやすいよねという印象で。
ただ、スペースリーはVR x SaaSという珍しいクリエイティブな切り口だったのと、テクノロジーを通して「驚きと発見を多くの人に届ける」という企業理念を体現できていそうな点、あとCEO森田さんの異色すぎる経歴に惹かれたのが入社を決めた理由です。
ーー倉島さんから見て、スペースリーってどんな会社ですか?
みんなも言っているかもですが、「人」が良いです。
まだ35名程度と人数が少ないためというのも一因かもしれませんが、優秀な方が多く、人間関係でここまでストレスフリーな会社はなかなかないと思います。
個性も強いですね。スペースリー全社員の自己紹介シートがあり、それを見るだけでも大変興味深いです。例えば画鋲集めが好きな方がいたりとか。笑
あとプロダクトアウトがメインで、顕在的な顧客ニーズよりも先に、こういうプロダクトあったら面白いし顧客も使ってくれそうだよねと、他の会社とは違ったアプローチでモノづくりをするのも少し変わっている点ですかね。
ーースペースリーで担当している仕事内容を教えてください!
カスタマーサクセスとして、主に不動産の管理会社やオフィス系の顧客へのスペースリーの活用支援を行っています。またVR活用支援の一環のオプションとして撮影代行業務も請け負っているため、撮影業務の調整やオペレーション改善、新メニューの作成なども行っています。
物件の撮影は基本的にはカメラマンさんにお願いしていますが、実際に自分自身で撮影することも好きですね!
ーー倉島さん率いる撮影代行チームのおかげで、活用率を強く支えるサービスになっていますよね。どんなときにやりがいを感じますか?
自由に大きい裁量を持って仕事に臨めるのは、スタートアップだからこそでやりがいがありますね!
例えば、撮影代行を依頼しているカメラマンさんの中に物凄くハイクオリティなVRコンテンツを撮影してくれる方がいるのですが、如何にシンプル且つ低コストなオペレーションでそこまでのクオリティに到達できるかというのを色々と”勝手に”試させてもらったりしています。
そういったことを自由に裁量持って取り組ませていただいたお陰で、まだ至らない点はありますが、クオリティの高い新メニューを作ることができました!
クレームからオペレーションを改善し納期を半分に。顧客満足と大きなアップセルに貢献
ーーカスタマーサクセスとして仕事をしてきた中で印象に残っている顧客はいますか?
入社3ヶ月目、撮影代行の依頼を受けている顧客からいきなり怒号でクレームがありました。今までの波乱万丈な経験から怒号には慣れているので(笑)そこは大丈夫なのですが、よくよくヒアリングさせていただくとシンプルに「撮影と納品が遅い」と。
当時は撮影から納品まで2週間以内に納品できる仕組みになっており、オペレーション・利用規約上では守れている状態でした。ただしその顧客は好業績で毎週末には不動産物件の在庫がほぼ売れてしまう状況のため、1週間超えて納品されても不動産物件が売れた後であることが多く、VRコンテンツの使い道がないと。
その話を聞き、不動産業界、特に賃貸のように回転の早い顧客にも活用していただきやすい運用ができないかと考え、オペレーションにメスを入れることに。納品まで2週間以内だったものを、半分の1週間以内にできるように体制を組みました。
その顧客にもかなり満足していただきまして、今までは単発でのみご依頼いただいてた撮影代行をかなりの件数で月額(MRR)で契約してくださり、大きなアップセルとなりました。あの時怒号を受けたのが噓のように、今では電話でいつも仲良くお話させていただいていますよ。
ーー入社3か月で効果的なオペレーション改善をしたのは流石ですし、顧客満足に繋がったのが非常に嬉しいですね!
1~2年後、スペースリーをどんな組織にしたいですか?
まだシステム上可視化できないデータが多いため、可視化できる状態にしてデータドリブンな組織にしていきたいですね。また、今メインである不動産業界以外での強い柱を何本か作れような組織にしていきたいですね。研修VRの領域はこれから伸ばせそうですが、他の分野はまだ兆しがみえていないところもあり逆に楽しみな部分ではあり、不動産業界以外での影響も高めていきたいなと考えております!
ーーありがとうございました!
スペースリーが気になった人はぜひ採用ページも見に来てくださいね♪
※近々リニューアル予定です!