2021年7月の気になるVR・テックニュース6選
長かった梅雨がついに明けて、本格的に夏に突入しましたね! 東京オリンピックも開催中で、季節の移り変わりと共に日本の状況は日々目まぐるしく変わっています。
月に1度スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。不動産住宅、研修分野で関連するニュースを取り上げています。
早速、2021年7月の要チェックニュースをご紹介していきます!
1. 【LINEリサーチ】「VR」の利用経験のある人は全体で16% 利用意向のある人は56%で男女ともに10代〜20代での割合が高く、男性では約7割という結果に
LINE株式会社がVRの認知率や利用率などを調査する独自のアンケートを実施し、結果を公表しました。
調査によると、VRを認知している人は全体の90%。男女ともに30〜50代に比べて、10〜20代の認知率がやや高い結果とのこと。一方でVRを「知っているし、使っている」と答えた人は5%に留まりました。
興味はあるし認知もしている、しかし使ったことがない、という人が多いのがわかりますね。
「今後自分でVRを利用したいか」という問いについては「ぜひとも使ってみたいと思う」「機会があれば使ってみたいと思う」と答えた人は合わせて56%。過半数以上の人がVRを使ってみたいと思っていることがわかりました。
今後、我々の生活の中でVRの利用が当たり前になること。それこそが、スペースリーが目指す未来です。
更なるVRの認知・利用向上のために、スペースリーはこれからも努力して参ります!
2. 約450サービスを分別した「不動産テックカオスマップ最新版」発表
不動産業界のDXを助ける「不動産テック」企業を一覧にまとめた「不動産テックカオスマップ」の最新版が発表されました。
毎年不動産テック協会から発表されているこちらですが、2021年版は450サービスと昨年から大幅に拡大。いかに需要があるのかがわかります。
不動産テック協会 代表理事(リマールエステート 代表取締役社長)の赤木正幸氏は「業務支援、VR/AR、価格可視化などのサービスが増え、今までとは違う動きがあった。
上記のように、管理・仲介業務支援サービスが多くを占める中で、弊社サービス・スペースリーを含むVR・ARも31サービスと徐々に存在感を大きくしています。
不動産テックツールの変化を見ることによって、これからの不動産業のトレンドを先取りすることができるかもしれません。来年のカオスマップに、どんな変化が起きるのか楽しみですね。
3. コロナ禍、不動産の売り出し期間は短期化 ~不動産DXのSpeee『不動産売却経験者』調査~
株式会社Speeeが、新型コロナウイルスの感染拡大が不動産市場に与えた影響を明らかにするために行った調査で、コロナ禍により不動産の売却にかかる期間が短くなっていることがわかったと発表しました。
不動産オーナーや購入者たちの行動にコロナ禍が影響して、2020年以降の不動産市場にはさまざまな変化が見られています。
不動産オーナー側からの観点では、物流や行動が制限されることで不動産売買にも大きな影響が出るのではないか、という不安が多数聞かれます。
それによって、売り急ぐオーナーが増えてきたことを今回の調査結果が表しています。
また、一方で下記のような声も聞かれたようです。
コロナ禍で全体的に動きが止まってる時期のスタートで担当さんは大変だったと思いますが、とても誠実で信頼の出来る方でこまめな連絡や報告を下さり安心してお願い出来ました。VRによる内覧も充実していました。(50代 女性)
不動産購入側からのコロナ禍による住み替え需要拡大などの中で、VR内覧は不動産仲介業者にとって「あって当たり前」のサービスになりつつあります。
今後も、コロナ禍による不動産市場の変化に注目していきたいと思います。
4. サントリー、海外グループ会社の理念研修にVRを活用開始 日本の現場を疑似体験できるプログラム開発
現在、コロナ禍により国を挟んだ移動に制限がかかり、企業の活動にも影響が出ています。そんな中、注目されるのがVRによる海を挟んだ研修プログラム。
サントリーグループのVR研修事例を伝える記事をご紹介します。
サントリーグループは、国内外のすべてのグループ会社を対象に、企業理念や創業精神について理解を促す活動の一環として、VR研修プログラムを取り入れています。
海外グループ会社の従業員が日本で研修を受け、企業理念や創業精神について理解を深めてもらうプログラムが、コロナ禍によって実施するのが難しくなったっため、VRでの実施を決断したとのことです。
VR機器を使って、海外にいながらにして日本のサントリーホールや山崎蒸溜所など数ヵ所を訪れることができるプログラムになっているとのこと。
これこそ、VRの利点「いつでもどこでも」「距離の制約をなくす」を最大限に利用したVR研修プログラムの利点ですね。
今後、このような研修にVRを活用する企業が増えていけば、さまざまな障害や垣根が取り払われた社会の実現も遠くないかもしれません。
5. 認知症体験VRの新コンテンツ「運転編」を販売開始 認知症理解の一助に 凸版印刷
VRのビジネス利用の中でも、特に注目されることが多い「共感コンテンツ」。
VRコンテンツの中で、認知症や知的障害の人の一人称視点に立つことによって、その状態を正しく理解したり、どんなふうに見えるのかを認識することで共感力を高められるというものです。
凸版印刷が今までに発表していた「認知症体験VR」。その新たなシリーズコンテンツとして、軽度認知障がいのドライバーによる“交差点の右折”と“車庫入れ”の2つの運転体験コンテンツ「運転編」が発表されました。
こうした擬似体験によって、より当事者目線に立った理解が進むことがVRコンテンツに期待される効果です。
今後、こうしたVRを通じたダイバーシティへの取り組みは進んでいくのではないかと思います。
6. Google Glass Enterprise Edition 2 を法人向けに来月販売開始
さまざまなビジネスにおいて活用されている、メガネ型のウェアラブルコンピュータ「Google Glass」。
その最新エディションである「Glass Enterprise Edition 2」が、2021 年 8 月 10 日(火)より法人向けに国内で販売開始されるというニュースです。
一日中の着用にも耐える軽量設計で、業務に必要なツールにハンズフリーでアクセス可能。高い処理能力を備えるQualcommの「Snapdragon XR1」を搭載したことにより、大幅な電力の節約やパフォーマンスの向上も実現したとのこと。
Google Meetにも対応しており、Glass 装着者の視点を体験しながら会議が可能になります。NTTドコモのHP、及び株式会社電算システムのHPから購入できます。
様々な業種でこのようなスマートグラスの活用が進むと、メガネひとつでVR・ARの世界で仕事をすることも夢ではなくなるかもしれません。いつか映画で見たような世界の実現を夢見て、これからも技術革新ニュースを追いかけていきます!
以上、スペースリーがピックアップした「2021年7月の気になるVR・テックニュース」でした!
日々変化する最新情報をお届けできるよう、スペースリーも頑張ってまいります!
気になる情報や質問などがあった方は、ぜひ公式HPよりお問い合わせくださいね!