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2022年4月の気になるVR・テックニュース3選

桜も散り始め、2022年度も本格的に始動し始めた4月。

月に1度、スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。VR・テック分野に関連するニュースを取り上げています。

こちらの記事も「アバター社内見学」のニュースから「オンライン防災訓練」まで、新年度の最新話題を満載でお届けいたします。

早速、2022年4月の要チェックニュースをご紹介していきます!

1.アバターで「社内見学」VRを活用した伊藤忠の就活イベント 採用めぐる今後の課題とは

FNNプライムオンラインからのニュースでは、総合商社である伊藤忠商事の、VR社内見学について伝えています。

伊藤忠商事では、東京本社のワンフロアをVR上でリアルに再現し、そこに採用ページに登録した就活生が見学に訪れることができる…という取り組みをしているとのこと。

就活生は好きなアバターを選択することができ、社員の1日を追った動画などを視聴したり、情報にアクセスすることが可能なのだそうです。

4月中旬からは、全世界にいる駐在員をVR空間上で訪問できるようになるという。

VR社内見学を全世界に広げる構想もあるようで、この斬新な取り組みからもHRとVRの相性の良さがわかります。

しかし、就活市場をオンライン上に移すことによって、就活の長期化や早期化が懸念されてもいるということです。

採用活動のオンライン化やVR活用については、現時点では清濁併せ呑むといったところでしょうか。今後もどのような形での採用活動DXが起こるのか、トレンドを追っていきたいと思います。

2.オンライン防災訓練広がる 首都圏自治体、VRなど活用

こちらは防災訓練へのVR活用のニュースです。

首都圏の自治体での防災訓練が、コロナ禍によってオンラインやVR上での実施を決断するケースが増えてきているというニュースです。

東京都足立区は1月から、仮想空間上でアバターを動かしながら防災知識を身につけられるコンテンツを提供している。仮想空間は足立区を模した3Dの街で、参加者はアバターを動かしながら各施設を訪れると、動画やクイズを通じて首都直下地震や水害発生時にとるべき対応や自動体外式除細動器(AED)を使った応急手当ての方法などを学べるようになっている。
横浜市は大和ハウスグループでマンション管理の大和ライフネクスト(東京・港)、IT機器輸入販売の理経とともに、マンションでの消防訓練にVRを活用する。同市消防局が監修し、マンションで火災が発生した際の避難、通報、初期消火を学べる体験型コンテンツを21年11月に制作した。

上記のように、街ごと3D化してアバターでの避難訓練を体験するものや、マンションでの消防訓練にVRでの体験コンテンツを取り入れたケースもあるということです。

スペースリーのVRも、実は既に防災訓練コンテンツとして活用実績があるんですよ。

明治安田生命のVR防災訓練の活用事例です。

コロナ禍の中、防災訓練実施義務を負う自治体や企業などが感染防止と両立しながら訓練開催するための苦肉の策…と思われがちですが、VRと防災訓練はとても相性が良いと言われています。

災害が起こったときには適切に対応せねばならないけど、実地訓練はほとんどできませんよね。そのための「仮想体験」なのです。

今後も技術革新に伴って、新しい形の防災訓練が発達していくかもしれません!

3.ビームスが「VRから店舗への送客」に成功したワケ

最後は「EC×VR」についての話題です。

VRベンチャーである「HIKKY」が開催する「バーチャルマーケット」にて、3回連続で出展しているアパレル企業・ビームスの事例について。

VR×ECは、現在の国内では主にVRプラットフォームが開催するイベント内に企業が出展し、VR上の情報からECに送客をしてお客さんに購入してもらう…という方法を取っているところがほとんどだと思います。

今まではECサイトでモニター上で眺めていた商品を、VRヘッドセットやスマホ越しに、3Dで眺めることができるようになる。それがVR×ECのメリットです。

現時点では国内最大の集客数を誇るHIKKYのVRイベント「バーチャルマーケット」ですが、企業もVR集客やEC送客は初めての試みです。

アバターを着てリアルタイムで会話ができるっていうことに強いソーシャル感を感じていたので、イベントをすることでお客様に面白がってもらったり、バーチャルショップで購入してもらうにあたってどういうバーチャル店舗デザインにするべきかということを考えていました。そこで 2020年の12月バーチャルマーケット5では、ももいろクローバーZのメンバーの専用のアバターを作り、お1人おひとり違う日にバーチャルショップに入っていただくという施策をしてみました

上記のように、試行錯誤を経ながら「お客さんが入ってきたくなるVR店舗づくり」と「アバターだからこそできるコミュニケーション」を掛け合わせた施策を作り出したのがビームスの成功の秘訣。

さらにビームスのバーチャル店舗の2階に銭湯を建設したり、PUIPUIモルカーのコラボアバターを販売したりと、次々に特別企画を実施。回数を重ねるごとに、どんどんバーチャルマーケットの中でも話題となっていったと言います。

デジタルなのに密な関係性ができていくのを生で見ていると、メタバースコマースの伸びしろはまだまだあるんだと思います

上記のように担当者の方が語っているように、メタバースコマースはまだまだ始まったばかり。これからのVRの技術躍進によっては、さまざまな可能性を秘めているとも言えます。

製造業×メタバースの可能性については、下記のセミナー動画でも知ることができます。オンデマンドで視聴できますので、ぜひご覧ください。

今後もメタバースの産業進出には、ぜひ注目していきたいですね!


以上、スペースリーがピックアップした「2022年4月の気になるVR・テックニュース」でした!

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