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2021年8月の気になるVR・テックニュース5選

雨や台風の多かった2021年の夏を超えて、秋の足音が聞こえてきます。

9月〜11月は展示会シーズン! オンライン、オフライン含めて、ビジネスコミュニケーションが活発になる時期ですね。

月に1度スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。不動産住宅、研修分野で関連するニュースを取り上げています。

早速、2021年8月の要チェックニュースをご紹介していきます!


1. 不動産企業がDXへの取り組み具体化 プラットフォーム開発や物件管理効率化へ ヒューリックや野村不HDなど

ヒューリック、ABEJA、伊藤忠商事、セコムの4社が「新しいワークプレイス」を展開するというニュースです。

ヒューリックが開発するフレキシブルオフィス「Bizflex麻布十番 by HULIC」では、オフィスビルのテナント企業やワーカーの利便性・生産性向上、ビルオーナーの営業・管理業務効率化等を実現するオフィスDXプラットフォームを導入・実用を開始。

オフィスDXプラットフォームは、オフィスの設備やそこから取得できるデータとデジタルツールを連携させることができるそうです。テナント企業やオフィスワーカー向けに、そしてオフィスビルオーナーの利便性向上を目的に開発されたとのこと。

現在、アフターコロナ(Withコロナ)の時代のオフィスビルの新しい在り方が模索されていますが、こうしたオフィスビルDXも「オフィスのニューノーマル化」を加速するブースターとなっています。

オフィス物件を扱う事業者にとっては、今後の動きも含めて注目のニュースではないでしょうか?

2. Google、社員の出社再開を10月に延期 ワクチン義務づけ

こちらもオフィスに関するニュースです。

グーグルは、出社再開の時期を9月から10月18日に延期し、新型コロナウイルスのワクチン接種を出社の条件とすることを明らかにしたとのことです。

グーグルは9月以降、リモートワークと出社を織り交ぜた「ハイブリッド型」に移行する予定でした。しかし感染拡大が続く世界中の状況下で、完全リモートワークの延長を決定しました。

特にオンラインで仕事を完結できるテック企業周辺では、こうした「オフィス再開延期」の流れが主流になりつつあります。Amazonでも出社再開を2022年に延期する流れが既に出ているとのこと。

こうしたコロナ禍における働き方の変化は、今後のワークスタイルのニューノーマルを作っていくでしょう。オフィス物件の流通に大きな変化をもたらすきっかけにもなると思われます。

オフィス物件仲介・管理事業者にとっては「出社再開延長」は注目のトピックですね。

3. 伐木の労災、VRで断つ 事故例を体感、危険回避

チェーンソーを使った伐木作業中に、死亡するような労災事故が起きる可能性があるのを知っていますか? 

それを回避するために、岐阜県森林文化アカデミーがチェーンソーの操作が疑似体験できるVRシミュレーターを導入したというニュースです。

VRとリスクマネージメント研修の相性の良さは、スペースリーの実証実験でも多く報告されており、多数の企業が危機回避研修のコンテンツとして既にVRを取り入れています。

林業機械のシミュレーターでは、ハーベスタ(伐倒造材機械)、フォワーダ(積載集材作業車)の操作を、実機と同じレバーを使ってトレーニングできる。ハーベスタは乗車しての指導が困難な上、練習で木を傷付けると山の財産価値を下げてしまうため、これまで練習機会がほとんどなかった。

また、上記にあるように、貴重な機材の運転練習を行うためのシミュレーターとVRが併用されることが多く、そうした点でもVR研修コンテンツを導入する事業者が増えてきています。

4. 牛から激突…ヒヤリ疑似体験 安全作業へVR動画 農水省

こちらは農林水産省が制作した、農林水産業や食品産業で起こる作業事故の擬似体験VRコンテンツのニュースです。

先に紹介した伐木作業のVRコンテンツと同様に、作業中の「ヒヤリハット」を知ってもらうためのツールとしてVRを有効に活用しています。

実際にあった事故例を再現したVR動画なので、動物を扱う作業のリアルな危険をしっかり認識することができるコンテンツになっていますね。

コンテンツは、農林水産省のHPよりアプリをダウンロードして視聴可能です。

こうした事故啓発コンテンツにどんどんVRが活用されていき、やがて「危機管理といえばVR」になるかもしれませんね!

5. 凸版印刷、2021年度 新入社員のオンライン研修に独自VRコンテンツを導入へ

VRに力を入れている企業として知られ、さまざまなコンテンツを制作する凸版印刷。

その凸版印刷の新入社員研修に、新たな独自VRコンテンツが導入されるということです。

記事内では、2021年度の新入社員に対する様々なVR研修と、その結果を知ることができます。

「考える・書く・伝える力の養成」プログラムにおけるeラーニングと生配信講義を組み合わせたブレンディング型プログラム、紙製ヘッドマウントディスプレイ「VRscope」でVR映像を視聴する体感型研修プログラムの導入により、社員として身につけるべき技能を習得する「Toppan Skill」の達成度が96%(昨年比+21%)と上昇。

上記のように、動画配信やeラーニングを組み合わせた「ブレンディッドラーニング」は、近頃HR界隈でも話題になっている手法です。こうした先進企業の取り組みから、トレンドが生まれていくのですね。

スペースリーも、9月7日にブレンディッドラーニングにおけるVRの活用について、カンファレンスで講義をする予定です。

こうしたオンライン研修のトレンドに興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね!!


以上、スペースリーがピックアップした「2021年8月の気になるVR・テックニュース」でした!

日々変化する最新情報をお届けできるよう、スペースリーも頑張ってまいります。

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