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2021年6月の気になるVR・テックニュース6選

東京オリンピックまであと1ヶ月になりました。コロナ禍でのオリンピック開催は、どんな影響を及ぼすのでしょうか?

月に1度スペースリーからお届けする「気になるVR・テックニュース」コーナー。不動産住宅、研修分野で関連するニュースを取り上げています。

早速、2021年6月の要チェックニュースをご紹介していきます!


1. 住まい選びに関する意識調査、VR内覧をすればモデルルームの見学が不要な人は50.8%

不動産テック企業のスタイルポートが実施したアンケート調査で「VR内覧を見れば、モデルルームに行く必要は無い」と回答した人が、全体の50.8%に上るという衝撃の結果が導き出されました。

スタイルポートは1年以内に新築マンションを契約したことがあるか、もしくは購入を検討している315人に対して、VR内覧を活用した住まい選びに関する意識調査を行いました。

その調査の結果、上記の回答結果が出たということです。

「VR内覧を見ればモデルルームに行く必要は無い」「VR内覧を見れば、モデルルームにやや行く必要は無い」と回答した人が合計で50.8%に上った背景には、VR内覧の質や機能向上により、モデルルームに行かなくてもよりイメージを確認できるようになったことに加え、新築マンションの購入で事前にネットで情報収集をしてから説明を受けたいといった志向の変化、外出自粛、オンラインを活用したサービスの日常化があると考えられる。

モデルルームVRやネットでの情報収集の普及によって、住宅内覧にもニューノーマルが生まれているということですね。

オンライン情報閲覧の分析やVR内覧を使って顧客側のニーズを絞り込み、確度の高い顧客にモデルハウスやモデルルームへ来場してもらう、などの用意に、今後は住宅事業者側がオンライン→リアルの筋書きをしっかり書いた上でのマーケティングが重要になっていくはずです。

スペースリーのVRを使って、モデルハウスへの来場率を2倍に上げた事例もぜひ読んでみてくださいね!


2. 内見時に強制わいせつ事件発生。 収益物件オーナー視点で考える、再発防止策

不動産業界全体に衝撃を与えた「エイブル社員強制わいせつ事件」。

この事件がなぜ発生してしまったのか? プリンシパル住まい総研の上野典行さんが再発防止策を含めたコラムを発表しています。

コラムでは下記のように書かれています。

今回の事件を「競合ライバル会社の敵失」と考えるより「同業大手会社の他山の石」と考えるべきである。折しも管理業法が制定され、国民の業界に対する目は厳しい。仲介という仕事そのものの質を見直す必要がある。

また、コラムではスマートロックによるセルフ内見や、VRやZOOMなどを使ったオンライン内見などのテック分野によって、内見方法の選択ができるようになる。そうした選択肢の増加が、密室での事件を減らすことにもつながるのではないか…という論調で締められています。

スペースリーとしても、賃貸仲介業のこれからの健全な発展のために、さまざまな不動産テック分野がより広がっていくことを望んでいます。

3. 東京23区のタワマン、売り出し物件数が前年対比66%と大幅減少


マンションの資産価値が一目でわかるアプリ「カウル」を運営するHousmartが、タワーマンションの売り出し状況について調査した結果を記事にして発表しています。

後半部分にある、代表取締役の針山氏の見解にもあるとおり、コロナ禍の住宅売買市場には大きな変化があります。住み替えの抑制によって中古住宅販売の供給が少なくなり、逆に「もっと大きな家に住みたい」という購入希望者も増える形に。

需要と供給のバランスが取れず、中古住宅の価格が上昇している…というのがコロナ禍の住宅市場の現状です。

特にタワーマンションは駅前や利便性の高い土地にあることが多いため、一定の需要があるもの。これからの住宅売買市場の動向を見ていくのに、一つの指針になりそうですね。

4. eラーニング、コロナで利用急増 企業研修も対面を転換

「コロナ禍の2020年〜2021年にかけて、VR研修や動画も含めたeラーニングの利用が企業の間で増えてきている」という内容の記事が朝日新聞から出ています。

NTTラーニングシステムズの調査によると、アンケートに回答した企業の4割超で対面研修が減り、2割の企業では完全になくなったとのこと。

昨年〜今年はコロナ禍で在宅勤務への転換を迫られた企業も多く、そんな中でも企業研修の実施をオンラインに移行する流れがトレンドとなっていました。

スペースリーのVR研修についても、たくさんの問い合わせをいただいており、多くの企業が研修の非対面化に熱い期待を寄せていることが感じ取れます。

これからの時代、eラーニングがニューノーマルとなっていくのでしょうか? 「企業研修のオンライン化」は、今後も注目したいキーワードです。

5. クルマの「死角」に潜む危険をVR透過手法で再現!「JAF360度VR動画」“クルマの死角編”を公開!

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が独自に作成した、車の死角を気づかせる360度VR動画が、HPにて公開されています。

車の運転席に座っている時、死角にはどんなものが隠れている可能性があるのか?というのを、360度動画でわかりやすく説明したコンテンツです。

以下から動画が見られます。

徐々に車体が透けていくと、死角になる部分にさまざまなもの・人が隠れている…とても衝撃的な体験です。VRならではの「見回せる」という特徴を活かして、とてもわかりやすいコンテンツになっていますね。

VRコンテンツはこのように、没入しながら「その場にいるかのように」見ることができるので、安全講習などにも活用されることが多いのです。こうした車の危険講習の他にも、橋梁点検や重機の危険講習など、さまざまなシーンでVRが活用されています。

スペースリーとしても、これからもっとVRが多くの業種に活用されていくことを期待しています!

6. 世界最高峰のオールインワンVR「VIVE Focus 3」先行体験レポ

HTCが発売するVIVEシリーズは、スタンドアロンタイプのヘッドマウントディスプレイではOculus Qeust2と並ぶ人気シリーズです。

そのVIVEシリーズから、最新機である「Focus3」が6月30日に発売されると発表されています。以下はIGN Japanから先行体験レポート。

VIVE Focus 3のキャッチコピーは「ビジネスVRの新時代」。ビジネスVRとは、例えば建築現場における設計時のVR使用、カーディーラーにおけるドライブVR体験など、ビジネスの現場において使用されるVRヘッドセットのことを指していると思われます。

Focus 3は5K解像度(左右それぞれ2.5Kを合わせて5Kとのこと)、そして120度の視野角を特徴とするハイエンド機。そのこだわりの仕様詳細はぜひ記事内で確認していただきたいです。

キャッチコピーからも読み取れるように「ビジネスVR」は日々、私たちの働く社会の中に浸透してきています。今後さらに機器の開発が進み、どの職域でもVR利用は当たり前。そんな社会の実現を、スペースリーは目指しています。

最新技術には、今後も注目していきたいと思います!!


以上、スペースリーがピックアップした「2021年6月の気になるVR・テックニュース」でした!

梅雨が明ければ、オリンピックが開催され、日本の状況も大きく変化します。

日々変化する情勢を捉えた最新情報をお届けできるよう、スペースリーも頑張ってまいります!

気になる情報や質問などがあった方は、ぜひ公式HPよりお問い合わせくださいね!


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